ご挨拶

株主の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。

ここに2021年3月期についてご報告申しあげます。

【事業の概況】

当連結会計年度の世界経済は、中国経済の回復など新型コロナウイルス感染症拡大の影響から徐々に回復の動きを示しました。 ワクチン接種もはじまり、経済活動正常化への期待が膨らむ一方で、米中間の対立は徐々に拡大しつつあり、経済に影響を及ぼす懸念から先行きは予断を許さない状況となっております。 わが国経済におきましても、新型コロナウイルス感染症拡大による影響は第1四半期を底に徐々に回復の動きを示したものの、波状的な流行により本格的な景気回復には時間がかかる状況にあります。
また、当社グループの主要取引先であります自動車業界におきましては、回復基調にありますものの世界的な半導体不足による生産活動への影響が懸念されております。

このような環境の下、当社グループは引き続き、徹底した新型コロナウイルス感染症対策を行うと共に、前年度より本格稼働しました岐阜久尻工場を中心に、投資効率の最大化や原価低減活動を通じ、収益向上の取り組みを行ってまいりました。

【当期の主な取り組みと結果】

可鍛事業では、下期以降回復基調の自動車生産や、いち早く回復した中国国内での建設機械分野を中心とした需要の持ち直しを受け、売上高は回復基調となりました。
通期では上期の落ち込みを取り戻すまでには至りませんでしたが、設備投資の抑制や全社的な固定費削減活動を行い収益確保に努めてまいりました。
また、金属家具事業におきましても、買い替え需要の低迷など厳しい状況が続いておりますが、新製品の売り込みや働き方改革・新しい生活様式に向けた商品開発を積極的に推進してまいりました。

その結果、当社グループの当連結会計年度の業績につきましては、売上高は前期比7.9%減の290億17百万円となりました。 事業別の内訳は、可鍛事業で前期比8.2%減の280億75百万円、金属家具事業で前期比微増の9億41百万円となりました。

利益につきましては、営業利益は前期比232.6%増の4億73百万円、経常利益は前期比12.5%増の12億48百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比3.4%減の11億13百万円となりました。

【対処すべき課題】

自動車産業は、世界各国で加速する自動車の電動化競争の激化、また政府が提唱したカーボン・ニュートラルの動きとも相俟って現在大転換期を迎えております。

当社と致しましてもこの大変革に対応できるよう、軽量化・高付加価値化を目指した技術面での取り組みを進めると共に、更なる合理化や原価改善活動を推し進め、収益の確保・拡大に努めてまいります。 また、昨年度まで取り組んでいた「CMC2020」につきましても、新型コロナウイルス感染症等、不測事態の発生により期内の成果達成には及びませんでしたが、引き続き目標達成に向けた活動を推進させてまいります。

【配当金について】

期末配当については、1株当たり6円とさせていただきました。これにより中間配当金の同6円と合わせた年間配当金は同12円となりました。引き続き業績の向上に努め、経営基盤の強化のために内部留保の充実等を勘案し利益還元の水準を高めていきたいと考えております。

株主の皆様には、当社グループの取り組みにご理解いただき、引き続き一層のご支援を賜りますようお願い申しあげます。

(2021年6月)

武山尚生

代表取締役社長

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